光の先へ

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あと倒してないのは穴モグラか、少し稼いでここでそれなりに装備を整えら次の町へ行くか。 穴モグラを探すと地面を掘りながら進んでいた穴モグラを発見する。残りHP16か、薬草ってどのくらい回復するんだ?鑑定。 素材 薬草 HPを30くらい回復し小さな傷なら治してくれる 30くらいってことは満タン以上になるかもな……まだいけるか、念のため薬草はポッケに入れといてすぐ取り出せる状態にしとこうか、ポッケに薬草を突っ込んでると穴モグラが前を通り過ぎて行こうとしてたので突き刺した。 「ヂィィイー!」 来るか?身構えていると穴モグラは地面の奥へと潜ってしまった。 「どこ行った?」 落ち着いて見てみると地面が隆起し移動しているのが分かる。 「そこか!」 穴モグラを突き刺した。 「ヂィィイー!ヂー、ヂー、ヂヂイー!!」 怒った穴モグラが突っ込んでくる。 「うおっ!」 6のダメージを受け衝撃で軽くよろめいてしまった。HPバーがオレンジ色になり、残り10だ。 「こいつ」 反撃しようと穴モグラを見ると地面の上をよちよちと這って逃げている、しめた、こいつ地面を歩くの苦手なんだ。仕留めようと穴モグラに近づくと、 「わっ!」 地面に片足がめりこみつんのめってすっ転んでしまった。視線は外さず起き上がろうとしたが以外に深くなかなか外れない、そうこうしてると穴モグラは水を得た魚のように機敏な動きで地面に潜る、潜る、潜る。猿芝居かよ!抜けねぇー、てかいつまで潜るんだ?すると地面から轟音を立てて飛び出してきて、すごい勢いでドリルのように回転しながら突進してくる。 「おっふっ!」 いつも以上の強い衝撃が全身に響く、ダメージは9だと!HPバーは赤くなり、残り1しかない、やばい!俺は袋から薬草を取り出して慌てて食べた。 うん、不味い。 「うえ」 にっが、最悪、またやってしまった。薬草は余裕を持って使うことを心に誓うのであった。しかしこれで33回復してHPが34になり緑のバーに戻った。とりあえず一安心だ。 「シッシッシシ」 穴モグラが地面から頭だけを出して笑っている。転んだ姿を笑ってるってるのか?ふっざけんなやこいつ。 「ふん」 怒りのパワーで足が抜けた。槍を構えて刺したが、地面に潜って避けられた。 「くっそ」 イラつく、だがまた地面が隆起し、移動している。バカな奴め、そこだ!槍を刺してダメージを与える。 「ヂィィイ!?」 ひっくり返った。渾身の力で腹を刺すとかなり深く刺さった。 「ヂィィィイ!!」 改心の一撃だ。穴モグラが体当たりしてきたが避けて、刺す。次に刺そうとして爪のカウンターを受け6のダメージ、負けじと刺す、そして穴モグラは突進モーションに入ってたが間に合った、もう一度刺すと、粒子になり消えていったのだ。 「ふぅふぅ、勝った!薬草持ってて良かったぜ、穴モグラ意外に強いな、7回も攻撃しないとダメなのか」 「木の槍では8回のようですね、改心の一撃は二倍のダメージになります」 「そうなのか」 深いダメージは改心の一撃になるのか。 「だが落とし穴にはビビったぜ、あの回転攻撃もえぐかったしな」 「それはスキル攻撃ですね」 「スキルか」 だからダメージも多かったのか、それと落とし穴も小賢しいスキルだぜ、てか穴モグラの穴って落とし穴の穴かよ!ややこしい名前しやがって、改名しろ!いや落とし穴モグラって名前長ったるいか。 気を取り直してアイテムを拾う、穴モグラが落としたのは、魔石と毛皮だった。 「これで防具とか作れるかな?」 「モグラの毛皮の防具は、職人をLv5まで上げて見習い革職人にして、さらに見習い革職人をLv10に上げて成れる、革職人のレベルを上げてくと作れるようになったかと思います」 「そうか、そんなかかるのか」 ステータスを確認すると職人Lv3になっていた。最大HPとMPは変わってない、クラフト画面を見てみると新たに石の槍、石の斧、石のツルハシが出来るようになっている。 「石の槍は……木の棒と石か」 石もその辺に落ちているから作れるな。石を拾い、ついでに落ちていた石を鑑定してみたが石としかでない、石に耐性はないようだ、次に木の枝を拾って鑑定してみると、木の枝と出て耐久値も出ない。 「もしかして?」 他の木を何本か鑑定していると木の棒と出た物があった。試してみると木の枝は折れるが木の棒は折れないので、これでもう一本一本試さなくて良くなった。クラフトを使い木の棒と石を重ねるとスキルパワーで石の槍が出来上がった。鑑定してみると。 武器 石の槍 耐久値70/70 攻撃力15 これで戦闘が楽になるはず。残りHP28か。
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