君だから

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翌日、宿題をやってなかった俺は先生に怒られた。 クラスにいる美少女の星川さんにも、笑われてしまった。 星川さんは、宿題やって来なかった罰で資料の本を片付けている俺に話しかけてくれた。 「私も手伝おっか?」 星川さんは髪を耳にかけ、大きな丸い人形のようなクリクリとした目が俺を覗く。 星川さんとの距離が近くて、一瞬胸が跳ねた。 「自分のせいだから、大丈夫だよ」 俺はささっと本を束ねる。 「よく宿題忘れてるよね。 今日良かったら、一緒に宿題しない?」 びっくりして、心臓が飛び上がった。 みんなが憧れる星川さんと宿題なんて、俺はどんだけ前世で徳を積んだのだろうか。 「もちろん。俺で良いなら」 そう言ったら、星川さんは目を細めて笑った。 「じゃあ、放課後ね」 そう甘い声で、甘い匂いを放ちながら去っていった。
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