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俺と星川さんは、放課後に市内の図書館に向かった。
星川さんは理数系が得意で、宿題だけでなく俺がわからなかった方式も分かりやすく教えてくれた。
「ありがとう!
星川さん、凄く分かりやすい!
これで今回のテスト、良い点取れそうだよ」
俺は星川さんにだけに聞こえる声で言った。
「星川さんじゃなくて、千南でいいよ」
不敵な笑みを浮かべて、星川さんは何を考えているか分からないけど、この時間がとっても貴重に感じた。
「ありがとう、千南ちゃん」
俺は帰りも千南ちゃんと学校の事やテレビは何見るかなんて話をして、ぐっと距離が縮まった気がした。
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