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シカミカムラ条約第一条「一度崇めた自者を諦めてはならない。」先ず手始めに在るべきものだな。信仰と言うと度が過ぎた場合ばかりだが、人の集う限り、信仰は確実に存在するのだ。「僕はその気になれば、ギネス記録を遥かに凌ぐことは可能だって話は知ってるよな?ギネス記録は木橋喜太郎の為にあるんだよ。」小太郎は500mlのペットボトルを握り潰し、中身がバッシャバシャと飲み口から飛び出していた。「あっははっ!小太郎はギネス記録詳しいだろ?ギネスブックくれたじゃないか?動物園、愛井動物園。私を忘れないでくれよ?」私は今も持っている。小太郎がくれたギネスブックを…大切にしている。生きる希望が湧いてくるんだ。「あっははっ!そんな古いやつは捨てといてくれよ!ウホッ!ウホッ!ウホッウホッ!」小太郎は猛り出し、街中を雄々しく駆け回ったのだった。
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