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シカミカムラ条約第三条「自者が念頭にある名は偶像、虚像である。」コーヒーブラックを一本、半ばフルボッコを懸念し、飲み干した。私はしかし、力に気付いた。魔力の様な妖力の様な…こうして、木橋喜太郎と話せている何か。私は奇妙な気持ちを押し殺していた。「あっははっ!コーヒーブラックと思ったのか?僕を幽霊と知りながら、コーヒーブラックを飲み干したのか?可笑しな奴だな?良いか?空輝…うんともすんともしないお前が飲んだコーヒーブラックの様な液体は劇薬だ。ファイナルスパイスの7倍の毒素を持つ、友達の輪さ…。」はにかむ木橋喜太郎は、頬を紅潮させ、生き生きとしていた。「堕ちろっ!」私は最高位の魔術師かの如く、唱えていた。「うわっぷっ!」すると、見えない圧力が木橋喜太郎に掛かり、木橋喜太郎はぺちゃんこに為った。そして、どす黒い亜空間へ通ずる円が開き、木橋喜太郎を飲み込んだのだった。圧力からの重力…。超重力は木橋喜太郎を求めていた。
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