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◆登場人物紹介
■霧島 誠 (きりしま まこと)
本作主人公。父は海軍中将・侯爵という名家の生まれでちょいちょい品の良さを出し失笑を買う。
またミラクル体質の天然で、何かと問題を起こしては都度ほがらかさでやり過ごす。甘党猫舌おこちゃま舌。
本編6年後の少尉時代に出会うお嬢さんを溺愛し、隙を見ては褒めちぎる恋に命を燃やす。心はおっとり体はパワフルほとんど大型犬。
■烏丸 小夜 (からすま さよ)
霧島の愛しのお嬢さん。彼女のためなら即死ねるが出会って半年以上経って手も握れずもっぱら文通が主戦場。おっとり系なのに好奇心旺盛で何にでも食いつく。たまにしか登場しない。
なお彼女が主役の本編『モガの葬列』では霧島少尉の残念過ぎるラブコメを見られる。
■長門 弓親 (ながと ゆみちか)
高級士族出身。東京から呉に向かう夜汽車で知り合い、霧島のお世話係になってしまった入試首席。
懲罰上等で喧嘩っぱやく周りはヒヤヒヤ、性格はサボりたがり・涼し顔のゲラ。男前だがくしゃみがブサイク。スタイルの良いエリート犬。
■千鳥 四万虎(ちどり しまとら)
鹿児島の商家の四男坊、実家は江戸から続く酒造。小柄、童顔にソバカスなど子供っぽい見た目をしているが結構な怖いもの知らずで、先輩相手でも容赦なくツッコむ。
大鷹にくっついて行動することが多い。入試成績ドベ、風呂で溺れかけるなど小型犬。
■大鷹 藤次郎(おおたか とうじろう)
山口の豪農の次男、妹が可愛い。とにかく寡黙で真面目。部屋が喧嘩でめちゃくちゃになっても平気で本を読んでいるなどマイペースな行動が目立つが、結局巻き込まれる。祖父がロシア人で体格がよく緑色の目をしているソリ犬。性格は大型工事を見守るのが趣味。癒し枠。
■榛名 正宗 (はるな まさむね)
霧島の二号対番(メンター役)。実家は江戸から続く呉服屋で、上品で優しく見目麗しい先輩。文武両道、地獄同然の海兵学校で観音様のように崇め奉られている人間空気清浄機にして男子校の姫。意外に陸戦に強く英語が苦手。対番の扶桑に懐いている。イメージは餌やり飼育員。
■天城 巽 (あまぎ たつみ)
長門の対番一号。小柄だが攻撃力がとてつもなく、苛烈な罵倒が陸軍口調だと有名な学年主席。通称:鬼の伍長。父は海軍中将・伯爵子息で霧島とは父同士が海兵時代のライバルでつんけん…だが本当に嫌いなのは同級生の扶桑。心底大嫌い。
■扶桑 恒興 (ふそう つねおき)
霧島の対番一号。温厚だが素行不良で破っていない校則の方が少なく、ダラダラ間伸びした話し方をする。よく鉄拳制裁されているがどこ吹く風の不気味な先輩。意外と温厚で知的。
「深海を見たい。あと規則がガバガバらしいから潜水艦乗りになりたい」などと平気で言う。虚無的で刹那的、緊張感がない。天城に超絶嫌われている。
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