179人が本棚に入れています
本棚に追加
金曜の夜 R18
今日は5回殴られ、3回蹴られた。
その後の性行為でシュウがまだほぐされていないトオルの孔を自らの陰茎でこじ開ける痛みに耐えられず、トオルは涙を流した。
「ひっ……!痛っ、あっ、ああぁっ!!」
正面のほうにいるリクが伸びた爪で胸に跡をつける。
それに歯を食いしばりながら耐えるトオルの口をこじ開けるようにリクの舌が口内を犯した。
「んぅっ!! ふあ、っ……!」
息ができなくて苦しいはずなのに、その苦しさですらも体は自然と快楽を拾う。
ゆるりと勃ち上がった性器からは透明な液体が流れ、腹の上で水たまりを作っていた。
少し遠くで、シャッター音が鳴る。
アリユキだ。撮りためた写真をなにに使うのかわからない。だが、考えたことでろくなことにならないとトオルは思考を放棄した。
「なんか、犬みたいだな」
「……犬だろ、ユウヤは」
「今度、首輪でも用意するか」
アリユキとリクの会話をぼんやりとした意識の中で聞いていたトオルだが、次の瞬間にはシュウによって四つん這いの姿勢を取らされていた。
後ろからシュウに突かれる度に喘ぐトオルの口元にリクのものが押し付けられる。
「舐めろ」
その言葉に逆らうことなんてできない。
今日はリクの塾がない日だ。ただでさえ生半可な行為では終わらないのに、今日のリクは機嫌が悪い。
だから、トオルは自分の体に鞭を打って少しでも早くリクが満足するように舐める。
「んっ……ふ……」
「ユウヤ、お手」
近づいてきたアリユキがそう言いながら手をかざした。
いう通り、トオルは片手をアリユキの手に乗せるとリクがアリユキを制す。
「アリユキ」
「シュウ達の邪魔はしねーよ。ほら、ユウヤこっちもやれよ」
目の前に出されたアリユキの陰茎を見て、トオルはリクの陰茎を口から離しアリユキの陰茎を口に含んだ。
リクとアリユキの陰茎を交互に口に含む。最初は萎えていたアリユキの陰茎はすぐに勃ち上がり、トオルは口をめいいっぱい開けて二人の陰茎を加えこんだ。
「アリユキっ、お前!」
「いいじゃん。ユウヤ、大変そう」
リクとアリユキの会話を他所に、トオルは必死に舌を動かす。
そんな二人を余所にシュウの後ろの孔を突く音が激しさを増す。
「んっ、あっ……あぁっ! ひゃうっ……!」
何度も達しているにも関わらずトオルの体は快楽を求めて疼いている。
3人の的確な暴力にも似た愛撫がトオルの体を蝕んでいくのだ。
「トオル、ちゃんと飲めよ」
アリユキの言葉と共に口の中に苦い味が広がる。
その少し後に、リクも達したようでトオルの顔には濁った白濁液がかかった。
「……舐めろ」
「はぁ……あっ、ん……」
言われた通り、アリユキの精液を飲み込む、顔についたリクの精液も指ですくい、舐めた。
苦い不快な味が口の中に広がる。歪むトオルの顔をアリユキの携帯のカメラが無機質に見つめていた。
少し視線を映し、リクとシュウの顔を見ると、2人はまだ余裕がありそうな表情をしている。
3人の様子を見る限り、まだこの行為は終わらない。トオルは息を吐き、次の行為を受け入れる準備をした。
最初のコメントを投稿しよう!