☆第一話「はじめての空」その裏

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☆第一話「はじめての空」その裏

このゲームを始めたのは、好きな人がよくやっていたゲームだから。 このゲームがどんなゲームなのかよく知らなかった。映像やイラストも見た事なかったからだ。 私は好きな人がやってたから。 一緒に出来たら嬉しい。 そんな下心MAXでこの世界へと降り立ちました。 ダウンロードが完了し、はじめてログインをし、私の星の子は誕生しました。 それは桜の花びらが舞い踊るお昼の事。 この星の子に名前はまだ無い。 右も左もわからない。 一歩、また一歩と歩き出す。 はじめての孤島。 孤島では最初に操作方法を覚えました。 進むたび壁が光り、絵が現れる。 その絵は何を意味するのか、誰が記したものなのか、さっぱりわかりませんでした。 雰囲気も謎で、誰とも出会わない。 ひとりぼっちで心寂しかったのを今でもはっきりと覚えています。 「ここ、進めばいいのかな」 チュートリアルで精霊さんを1人助けました。 精霊さんの記憶を追い助け出す。 助け出した精霊さんと共に、祭壇のようなところへと向かい祈りを捧げました。 「精霊さん、あなたはどこへ向かうの?私これからなにするの?」 不安でいっぱいでしたが、同時にワクワクもいっぱいでした。 「ここを進めば自ずとわかるさ!」 「うん!!」 茶色のケープを使い、思い切って羽ばたく。 「うはぁ…きれいだ…」 わたしはこの空が好きになりました
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