☆第二話「これはNPC??」その裏

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☆第二話「これはNPC??」その裏

Skyの世界にはお金が存在している。 円やドル、ユーロなどではなく、キャンドルだ。 そして各エリアを周り、キャンドルを集めることをキャンマラという。 まだキャンドルの場所を把握していないので、散策しながら集める日々。 そんなとき、一つの黒い影が近づいてきました。 「だ、だれ!?ってかNPCおるんか、ここ!」 キャンドルを差し出されフレンドになりました。 しかもハイタッチにハグにチャット機能まで! 英語しゃべれない。 翻訳機能ううう!switchはないんだよぉぉぉお!! 時々何処かへ連れてってくれる、名前も出身も知らないこの星の子さん、いつもありがとう。 時折聞かせてくれるあなたのお話楽しいよ。 最後に話したのは私が学校にお弁当作って持って行ってるお話 わたしが卵焼き焼くのが得意なんだって話。 本当に他愛のないお話。日常に寄り添う直ぐに忘れてしまいそうなお話。 けど、いつだって真剣に聞いてくれるからうれしいんだ。 草原のキャンドルの場所を教えてくれたのはあなただったね。 でも、ここ半年中々inしてくれない。 ほんの少しだけでも、たまにだけでも、会えるのが嬉しいんだ。 これだけ互いのことを何もわからないとそれが楽だったりする。 ただ、中国語が母語らしいので、そこら辺出身なんだなと思う。 そして今もなお「What your name?(あなたのお名前は何ですか?)」と聞かない、聞かれないこの間柄が大好きだ。 Dear my best friend また会って、沢山のお話ができますように。
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