桜の時期が嫌いなわけ

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今から4年前 どうしようもなく退屈で 心がどこにもたどりつけないような感覚に襲われて それを解決するために読んだ本の中で書いてあったのが 『人間は必ず死にます。死ぬ時期を自分で決めましょう。 そうすれば生きることを実感できます。』 という内容だったので、 いまから37年後の誕生月の4月の8日を僕の最後の日に設定 75歳で人生の幕を閉じると考えることにした 僕のお葬式を想像した 遺影は白髪頭でぎこちない笑顔 数少ない家族、友人が参列 そんなこと想像してみて 確かに今できることをもっとしてみようと思って いろいろ考えたけど なぜ生きているのかわからなくなって なかなか充実した生活を送ることはできなかった いまは桜の咲くこの時期がくると だんだん近づいてくる人生の終わりの時期を感じて すこしもの悲しい気持ちがでてきて でも いま見てる桜の木も 何百年もたつと朽ちてしまうことを考えたら すこし気分が穏やかになって まわりを見渡すと桜の花びらが散っていて 心は少し落ち着いてきて ここにいるだけでいいんだそれで十分なんだと思えるようになった 桜の季節になるとこんなことを考えてます
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