おかえりニートのバナナカレー

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さて、ニートの朝はそこそこ早い。 なぜならやるべき家事があるからだ。 私はめでたくも嫁入り先を発見し、ついにようやく実家を飛び出し 自分で家事をせねばならぬ身分になったのだ。 寝室のカーテンを開け放つと、東向きの窓から 目に染みるほど爽やかな春の光がベッドに落とされた。 幸いにも我が家に重篤な花粉症患者はいない。 小窓をあけ、もわっとした寝室の空気になけなしの新鮮な空気を投入する。 家中のカーテンというカーテンを開き、まずは洗濯である。
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