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この5年で大きく変わったことはいくつもあるが
一番ゆるろぐにとって大きいことと言えば
看板猫のおばあたんがいないということだろう。
安心召されよ。
子猫のおばあたんは存命だ。
ただし実家にいる。そしてもう当然子猫ではなく
立派なババア猫になっている。
猫齢でいえばだいたい私に追いつき追い越す勢いである。
彼女は実家である職務についている。
私の身代わりとして一人暮らしになってしまう父の生活をにぎやかす任についているのだ。
これはおばあたんを家に迎えた時から私が計画していたことだ。
寂しいけれど、おばあたんに会いに行くという名目があれば
とくに何ってない実家にも頻繁に顔を出す理由ができる。
子はかすがいというが猫だってかすがいだ。
そして私はなかなかにいい娘であるように思う
(ニートであることを除けば)
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