生きている限り

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2日前の夜、寝起き1番に聞いたのは祖母の訃報だった。 仕事前に寝ていて、起きたのは21時45分頃。父から4回着信が来ていた。 たまに特に用事もなくかかってくる電話も私が出なければ何回か掛けてくるので、今回もそうかと思っていた。 LINEで父に「電話なに」遠くって音楽をかけまた少し目をつぶったとき、音楽が途切れて着信が来たことに気づいた。 「なに」 「うん、ばぁちゃん亡くなった」 何を言われたか理解できなかった。 それから、明日バスで帰ると告げて少し話して電話を切った。 仕事を早上がりして、準備をして。 結局帰る手段も考えて帰れたのは2日後だった。
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