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それくらい!
社内での いままでのマリンは …
職場全体やそこのスタッフを考えられる
器の大きさに!賢明な判断能力も!で …
だから! 以前担当していた部署でも …
そこが新しい部署だから?経験のあさい
若い者ばかりが?揃えられたのにでも?
マリンのおかげで!
うまい具合にまとめられてたし!
だけどそれは … マリンにとっても?
高井にとっても? " 運が "? 悪く?
―
『 ままごとはもう終わりだ
戻ってこい!』
―
なんせ実はそこは …
高井が茉由を自分の手の中に で …
高井はこのときも
自分の思いを遂げ …
本社へ …
送り込むのに成功した
亜弥を妻にして …
広報の仕事をさせながら …
自分を関西へ追いやったGMを
調べさせて …
ハラスメント問題をあぶりだし!
被害にあってた部下の
営業本部の社員たちを纏め
そこから追い出させ …
それでまんまと自分がGMとなり!
本社に … かえり咲いたものの?
まだ …
自分も本社へ戻ったばかりで
ゼンブには 手がまわらず?
自分が連れて行ったのに …
関西に残してきた茉由の …
仮住まい先まで 佐藤が入り込み …
茉由 茉由の母 茉由の子と共に …
一家だんらんで? 食事をしたり …
子供たちと一緒に風呂に入るなど …
せっかく高井は …
茉由を 夫からは 離したのに?
茉由の母親や子供たちとも
関わりを持つようになってきていた
油断ならない そんな佐藤から!
じゃぁ … 離したくて …
自分の居る本社へ茉由を再び異動させ
関東へ茉由を戻す!
タメにわざわざ作った 新設の部署
だったから …
―
… その茉由は
本社に異動になって2日目 …
だから初日じゃないけれど!
茉由らしく? …
努めて明るく …
初めて!
研修会場に登場したのだが …
「 おはようございます!」
「 おはようございます 」
「 おはようございます 」
「 おはようございます 」
「 おはようございます 」
「 あれ? 皆?
早い … 」
皆がきちんと整列していたので?
茉由は少し焦る …
「 あっ!
おみえになりました … 」
「 おはようございます!
茉由さん 朝礼を
お願します… 」
茉由が登場すると …
マリンはやたらと? 茉由を
急がせる …
「 あのぅ …?
茉由さん?
朝礼の時間 …
です けれど … 」
「 もう? 朝礼?」
不思議そうな表情の茉由を …
朝から得体の知れない新生物を見る様に
怪訝そうな表情で覗き込むカノジョは …
" 田中真凛 ”
入社5年目の主任で …
真凛は「マリン」と
呼ぶのが似合う …
そう …
マリンは ハッキリとした目鼻立ちの
モデル体型で … 茉由を迎えた時の
立ち姿も完璧で!
それはそれは
いつもいたって 端正な面持ちで聡明 …
だからいつもキチンとしていて
しかも! 賢く!
まだ …
ここは新しいから何かとバタバタな …
でも!
それらゼンブ! 抜かりなく行える!
だから …
こんなマリンが茉由の近くに居れば!
高井も安心する …
なので 高井本人も茉由のすぐ!側の!
すぐ!上の フロア …
営業本部の部長席に! 居るけれど …
しかもその研修会場のあちらこちらに
カメラを設置して! 監視?まで
しているけれど …
その高井が忙しい時には …
このマリンが!
高井の思惑?
それをまだ知らないままだから?
自分に与えられた新しいポジションの!
その選ばれた! 者の使命として!
ここを纏められるから …
だから …
茉由はここの「 係 長 」
マリンは「 主 任 」 でも!
そのマリンから茉由は説明を受ける …
「 あのぅ …
ひょっとして?
茉由さん出勤時間
知らなかったんですか?
ここは営業本部と一緒の
朝 8:30 出社ですけれど … 」
「 えっ?
ぇえ ~ ‼ 」
いままではマンションギャラリーに勤務
していた茉由は10時スタートのお仕事で
なので その …
でも今日は!2日目だけど!
初!なので!
早めに出社したつもりで …
なので… それなのに? 遅刻 …
で … は …
それに驚き … 後ずさりしたほど?
マリンのお察しの通りに それを
知らなかった …
けど!
茉由はそれすらも?
自分でも調べなかった …
けど!
マリンの云う通りに …
ここは営業トップの高井が創った
部署なので この研修会場は その
営業本部!業務課のあつかい で …
「 そう?なのぉ~!」
… なんで !!
GM教えてくれなかったの ?! …
もう …
ここの仕事内容も分からないし …
なんだかやりにくい事ばっかり …
でも …
私がちゃんと確かめなかったから
いけないのかなぁ …
… そう!
だから こんな程度の茉由は!
さっそくミス った …
―
… そんな茉由を
高井はそれでも佐藤から離したくて!
本社へ呼び寄せたいから の!
などと?では!
これ … だ … し … それで!
これは!茉由でなくても
急の事でだし!
そこ!「 研修会場 」はもともと
本社の中の そこに在ったけれど …
そこへわざわざ!人員を配置しての!
運営管理業務は!高井が考えた!
後付けの!
そのタメので …
だから …
でもそれに …
こんな茉由は …
それまでは?
ずっと … ぬくぬくと?
そのときの男たち …
佐藤や … 佐々木や …
高井らが " 城 主 ” として
" 守る ” のが 容易い …
本社や支店からは
離れたマンションギャラリーに居て …
たから? …
でもそれだって …
茉由だけ!が!そんなで …
なので …
同じそこから本社へ来た
亜弥ほど仕事もできるわけでもなく…
この会社の …
主要な! 能力の高い!
者たちが集まっている …
そんな …
本社の雰囲気には慣れないだろうし …
それくらいの者 の 茉由だから …
新しい職場環境での適応能力的な?
柔軟性や …
周りのことまで視られる
大きな視野や 責任感や …
初対面の者たちとに対しても
その人間関係の構築などは?
人には依存型の受け身な性分なので
得意ではないし …
なので 優秀でもないし …
人をまとめる力もないし …
ましてや来たばかりのここでは?
おそらく それでなくても!
なにごとも!チャンとはデキナイ!
茉由を ここに「係長」として
置いとく には?
せめて!
まぁ … 悪い意味でなくても …
ここは …
いざとなれば営業担当全員の!
大人数が入れる が …
そんな 床面積が広いわりには?
利用者がなければ
空きスペースでひと気のない …
用のない人間は 来ない …
そんなトコロで …
ワンフロア全部が研修会場に
なっているので 陸の孤島?
本社の中でも人眼につきにくい
違う空気感なので …
目立たせることなく!
はみ出ない様に!
茉由をどうにか …
なんとかさせるタメには …
と!そこまで!
策士の高井が考えた通り?
良い場所かもしれないのだが …
それだけでもなく!
高井がそのタメに!
スタッフまでを吟味して!
新しく創った部署 で …
なので ここはこの会社の
精鋭ぞろいの本社でも?
ここだけは?
皆!茉由よりも年下の …
まだ力のない 者たちで
デスクを いくつも並べ …
なので皆 …
スタートも同じで …
だから茉由だけが
新参者にならない様に と も …
考えられてた の だが …
それでも茉由はこうだから …
それでも前に立てずに!
だけど … それでも一応は!
この部署を存続させるタメには!
その業務が成立! しなければで …
として!成り立たせる!タメに!
デキル!マリンを " 主任 ” として
就かせたたのも!
高井が!
そのマリンの能力をかって
任せた … くらい …
なので …
そんな!
優秀で賢いマリンなら!
このままいまの秘書室に居ても!
きっと!
ここまで佐藤が捲き込まなければ?
たとえ高井に対してマリンが不信感を
もっていたとしても!
高井にだってマリンは!
で!
でもまぁ …
この研修会場担当のときだって…
結果としては それが裏目にでて
マリンは …
あまりにも公私混同?
な! 高井が堂々と!
悪びれずに! ましてや!
高井の妻の 亜弥もいる本社なのに!
そんな中でも こんな茉由を
そこまで!" 特別扱い ” するので?
それを拒めず振り回される茉由にも!
懲りずにその状態を続ける高井にも!
本社だろうが 支店だろうが
マンションギャラリーだろうが!
ここもゼンブ!会社なのだし!
だからアウトだし!
それにこの時代の?
なのにそれ? で!
そんな!
昭和の香りの高井は理解できずに?
いま世代のマリンには!
いまの社会的に視たって!
アウト!な! ふたりに 当然!
不信感をもつようになっていって て …
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