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… ピタ!
…トトトっ
…"その出入口に立つ ”…
ココの責任者と すれ違う時に …
めっちゃ ドキドキ したけ ど …
責任者は 私に目を向けず?
… なにも云わなかった から …
… ペコリ!
「 … 失礼します 」
… それじゃあ分からないし …
私はまた 一瞬 こわばった表情で
緊張したまま ご挨拶をして …
… ジ! …
『 … はい 貴女も!
寄り道はせず!
"まっすぐ!”
お帰りなさい!
明日も! ヨロシクね!』
… ニコㇼ…
… それでもその責任者は動かず …
ただ優しく! 微笑んで! そう!
一言一言 ゆっくりと諭すように?
でも!こんなに優しく返事をくれた …
… キュン …
「 … はい!
独りで寄り道はせず!
皆さんと 一緒に
まっすぐ帰ります!」
… ペコリ
"… ぅ-------うっ!
… よかった----! …”
… パタパタパタ!
… ドキドキドキ …
私は その責任者の そんな …
美しい 優しい微笑みに救われ …
頭を下げて! 他は何も見ずに!
通路 へ 進む …
"… スゴお --- い! 凄ぉ凄ぉ~
… 救われるたぁ--------- …
… あの " お方 ” 素敵!です! 私 …
あんなヒトになりたいなぁ --- …”
… パタパタパタ!
… ドキドキドキ …
そ! 私は! ゼンゼン!
独りで残るつもりなんてないから!
遅れる事もなく!
また!あのコたちを追いかける!
… パタパタパタ!
… じ
…「・・・・」…
… そんな彼女を きちんと見送ると …
… クルリっ!
「 … ふぅ ~ … 」
…"パチン ”…
… カツカツカツ
誰も居なくなった控室の照明を落とし
… そんな …
… 乃里は " 先生 ” の 処へ戻った …
… パタン!…
そのドアに … ノックせずに …
… それでもお互い笑みを浮かべてて …
モニターから目を離した …
" 先生 ” は 静かに控室に入ってきた
乃里に向きを合わせた …
… くるㇼ …
『 … ふぅ~ん?
帰したんだぁ---!
やっと 今日で 本番!
" ヤラセテ ” って
思ったのにぃ~?
ぁ~あ!しかたないなぁ
それじゃぁさ そぉ!
君 … この後!
いいよねぇ ふっ!
解ってるんだよね~!
"ぇっ?” 』
「 … はい 先生はお困り
でしょうから
この後は わたくしが
ココで も … やらせて
いただきます … 」
…" ガタン!” …
… ずりっ …
『 … う ん!
残念だったね … あの娘?
ほかでも やってきた
みたいだから?
良いかなって思ったけど
ね? …
チャンスだったのになぁ …
まぁ 君が ね? …
そう判断するならそれでね?』
" 先生 ” は肘掛け部分が邪魔になる
から …
偉そうな! どデカい!
それでも仮設なこの場では
折りたためる!
ディレクターチェアーの …
ご自分の腰を浮かせて!
両足を開く様に?
浅く かけ直した …
だから …
"… 倒れそうだけどぉ?…”
… ま
"… そ! こういうヤツはぁ?
こういう考え方を す る …”
… コクン
「 … はい
もう少し大人に
ならないと … 」
…" バサっ!” …
わたくしは
腰かけてる先生の 膝に乗り …
… 膝上ハグ を してもらう …
『 … ん? そうねぇ …
君みたいに …
僕の思いどおりに?
な --- んでも?
できないとねぇ~ 』
…"ニコっ!”…
…"ニコっ!”…
そう …
いつまでも もう …
うるさく 文句を云わせない 様に
" 先生 ” の下唇を甘く咬んで …
… ㇰ チュッ …
「 … はい 」
『 … で? 僕がココで
いま
待っているのは
そういう事だけど?』
… ㇰ チュッ …
「 … はい では
ココで … 」
… さささっ
… パタン!
だから …
" 先生 ” の控室の 扉は
あっさり乃里の手で閉められた …
… そう もう昔?…
わたくしだって先生からそんな
"メモ ” 渡された時は
" チガウ ” って
思ったわよ! でも …
… こんな事 いまはもう 責任者の
わたくしにはべつに な~ん とも …
この " 先生 ” を わたくしが
動かしてると思えば?
そう!
良いじゃな~い? …
… それなら 甘えてくる"先生 ”
を? …"かわいらしい ” とも ね …
だってそうなの! …
… まだ " 先生 ” は 独身 だし …
仕事柄? まぁまぁ 小綺麗だし!
これ 恋愛 だとしたら?
皆と 同じ事 を してる だけだし …
…"すぅ---------- ”…
わたくしは " 先生 ” の前に戻ると …
自分の顎に左手の人差し指をあてて
首を かしげ …
右腕はゆっくりと
" 先生 ” の 首の後ろへ回して …
… すりっ
「 … 先生 わたくし …
あの娘に やきもちを
やいてたみたいで … 」
『 … ん? そ!
… う!』
…" パサっ ”…
… ガタン!
… ほら! こんなに 簡 単 …
―
イベントで集めらたモデルたち
… の
そんな …
美しいモノたちの中に居ても …
そりゃぁ 目立たないけれど …
美しさで選ばれる仕事を
乃里もしてきたから 美しくて …
だから独自に? …
その美しさの使い方も知ってるし …
だ … か ら …
仕事上の用! で! その! …
裕福な方々も集まってるイベントに!
" その 期間中 ” お客として来てた!
あざとい高井 の その目にとまるほど!
その 乃里の美しさは 秀でてた し …
それに …
女性の服など … 自分で好んで
見に来たわけでもないから …
高井はそこを …
失礼にならない程度に で …
だから …
… 美しく動く …
… モデルたちを見る事もなく …
" そこに暫く居なければならない "
時間は …
そんな …
Leader の 自分が 気になる …
よその会社の
責任者 の 仕事っぷり …
の! 乃里を目で追ってしまう …
で … 暫く …
そこでの乃里の立ち姿!
その采配! 眺めて て …
… じ -----
「・・・・」
………
それで … 乃里を …
そんな自分の …
使えるモノとしても判断できたから?
… だから
乃里を口説いた …
―
… ニコリ
『 … 貴女のお名刺を
いただけますか? … 』
―
高井は …
自分のタメに 使えるなら!
その乃里が … 欲しくなり …
時間がある日にそのかぎり …
しかも落とすタメなら?
この会社の方が大きくても?
… 上からな?ではなく! …
… だからそこから!
… 呼び出すのではなく!…
… 自分から乃里の方へ動いて!…
… それは何度も!…
… で!
丁重に! 紳士的に!
さらに! 自分の香り立たせて!
この会社のデカさ や!
ここでの仕事の面白さ!
だけでなく!
昭和男の 堅い力強さ! でも!
自由を好みそうな乃里には?
包容力もだし! それに!
色っぽさも出して! 密着し!
誰より! も! 親密になろうと!
自分の!" 男 も 使って ” …
それほど!
乃里には心地よさも味合わせて…
… あま ~ く!…
"… 口説き落として …”
… 高井はそうして …
自分が使っている派遣会社に
乃里を入れ … 体裁を整えて …
… 自分の近くに 置いた …
… だからそんな乃里は …
… 自由人 で …
… 人たらしで …
それだから!
従順に 人から使われる だけでなく!
対象のモノの懐に入って!
人を使う事も できるから!
それからしばらくして … 移った …
… ここでもそれを楽しんでて …
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