52人が本棚に入れています
本棚に追加
「 … へぇ~ そうでしたか
凄い! ですね!
こんな … カンジかぁ~
僕には … これ は …
僕の嫁になってほしい
その彼女にもみえて …
ぇぇ------- !?
ほんと驚く なぁ~ …
でも? 彼女の事は?
貴女にお伝えできなくて
なのに? これ は …
運命? なのかなぁ …
いや! なんだか …
それほど! これは …
サスガすぎ! ですね
ほんと! "ぅわ!” って!
目が覚めるなぁ … 」
… だ よ … な …
俺には … 茉由じゃなく て …
マリンだと? 謂われたみたいだ …
そして …
それが嬉しかったのか …
お客の佐藤から
そんなお褒めの言葉をもらったこの
カノジョの話し方はまた変わり …
… ニ コ ニ コ
「 … フフフッ♪
そうなんですねぇ ~!
ヨカッタですぅ ~!
フフフッ♪ でもぉ ~!
こんなにキラキラなぁ花束ぁ!
素敵すぎぃですよねぇ~!
それにぃ! わかりますぅ?
この!可愛らしいぃ!
ブルーの小花たちぃ~
この子たちぃってぇ~!
花嫁の周りにぃ~ !
たくさんのぉ~!
フェアリーぃ!エンジェルぅ!
たちの様にぃ したんですぅ!
ですからぁ ~! フフフッ♪
しっかりとぉ!お客様のぉ~!
お気持ちがぁ~!
お相手の方にもぉ伝わってぇ!
絶対ぃ !! お喜びぃ~ にぃ !!
なるとぉ !! 思いますぅ~ !!
どうぞぉ~! お幸せにぃ~!」
… パサ!
… キョトン
「 … そ そう?
ですか … ぁ …
貴女に頼んで
ヨカッタ です …
ありがとう ございます 」
こうして …
また明るい口調に戻った
佐藤を見送るために
歩き出したカノジョは
ゆっくりと進みながら …
その口調は また変わり!
その 全員?の 説明を始めた …
… トコトコトコ!
… スタスタスタ♬
「 凛としたカラーの周りには
そんなブルーの小花たち … 」
… トコトコトコ!
… スタスタスタ♬
「 セージは 『 幸せな家庭 』
『 家族愛 』 の意味をもち … 」
… トコトコトコ!
… スタスタスタ♬
「 ルリマツリは …
『 明るくいつも見守って! 』
との相手に対する思い
の意味を も もち … 」
… トコトコトコ!
… スタスタスタ♬
「 ブルーデージーの花言葉は
『 幸運 』『 純粋で美しい 』
です … 」
… トコトコトコ!
… スタスタスタ♬
「 … ですから
この花束は そんな
正当さも魅せならも … 」
… と
花言葉の説明はキチンとした口調で
でも表情は明るいままのカノジョは …
最後まで気を抜かずに
店の外まで佐藤を見送り …
なので?
突然 … 大きな花束を
それに! 初めて持たされた?
ばかり大きなカラダの佐藤は …
自分で言い切った言葉
なのに あまり実感もなく…
店を出るまでは
そんな話を聴きながらも
慣れずに? 少し オドオド?
照れくさそうだったのが …
そんな短い間でも
独りではなく …
そんなプロ意識も高い
明るすぎるカノジョと
一緒にいられた から …
それがやたらと …
いまのこんな佐藤には?
心強かったのか?
なんだかカノジョにのせられ?
勇気づけられて?
それにも慣れないながらも …
そう …
このカノジョがそうだろうと
懸念した通り に …
" ギュ! ” っと …
しっかりと! 大事そうに
胸に抱えた花束と 共に …
トコトコトコ
トコトコトコ …
だから …
そこに意識がいったまま …
いつの間にか …
車まで戻ると …
… ピ♬
… パタン
… パサッ
大事な花束を …
助手席からは見えない
リアシートに隠すように置くと …
その気分がアガッタまま に!
クルっ! と 前へ向き!
さっそく!
スマホを握りしめ!
そんなマリンにスグに連絡を …
「 … いまから
そっちに行く …
" 一緒に訪ねるところ ”
が あるからな …
ぁあ …
本社の前で善い …
下におりて待っていろ … 」
最初のコメントを投稿しよう!