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… そんな茉由はこの日
茉由には いつも 自分の母親に
任せてる 子供たちが居て …
… だから
茉由はこうして 自分だけの時間も
あって …
自分だけで動けるけど …
… それとは違う咲のこれに …
咲の辛さ … 大変さ … それが …
分かるから落ち着けずにソワソワで
さっきから ウロウロしてて …
… なら皆は! そんな茉由 …
見えてるから! よけいに?
仲良く! それぞれ守り合っての!
もう! いつもどおりに!
すっかり frank な 同期たち …
… チラㇼ …
佐々木:『 … ほんと!
もうこんな時間か!』
佐藤:「 … ん?そろそろ
帰るぞ俺 も!」
梨沙:「 … え?
マリンさんとこ に?
イヤァ~ その鍛えた体!
無駄じゃなく! 猛獣ぅ~ 」
佐藤:「 おまえなぁ~!」
咲:「 … え?
そうなの?
マリンさん待ってるの?」
佐藤:「 … いや大丈夫!」
佐々木:『 … お?
強おいじゃん!』
佐藤:「 … ん?
おまえほどじゃないぞ!」
梨沙:「 … どの口がそう謂う?」
咲:「 … はいはい
でも最初が 肝心よ!」
佐藤:「 … 大丈夫!
マリンは忍耐強いからな!」
茉由:「 … え?
そうなの?
なんか
我慢 させてる の?」
咲:「 … 違うわよ 茉由?
これ は … 」
梨沙:「 … いいじゃん!
人の幸せなんて!あ?
そだ! も! 誰も?
飲まない ならさ!
そのワイン 私が飲むぅ~ 」
咲:「 え? まだ飲むの梨沙?」
梨沙:「 だって!
もったないじゃん! 」
佐々木:『 なんだ よ!
良いんだよ 別にぃ!
今じゃなくて も!
あとで 咲と俺で
良い感じに それで … 』
梨沙:「 え? 駿!
いやらしいじゃん!
これからスルの 謂う?」
佐々木:『 お? なにがだ よ!
俺は べつに! …
おまえさっきからそれな!』
咲:「 … はいはい
解ったから!
梨沙もう絡まないで!」
梨沙:「 … ふん!
私の方へ ワインがぁ~
ぁあ ~! 歩いて来るぅ … 」
佐々木:「 … なわけあるか!」
咲:「 … だから!
もういいってば! 梨沙も
急いでるんでしょ?」
梨沙:「 … あ
… そだね … 」
佐々木:『 … じゃ!
今日はこれで解散!』
佐藤:「 … ん!
ありがとな!」
佐々木:「 おう! またな!」
梨沙:「 またね翔太!」
佐藤:『 あぁ …
またな!』
茉由:「 … そうだね 」
佐藤:「 … 茉由ぅ~?
やっぱ送るか 俺? 」
茉由:「 翔太?
いいってばぁ!
私 梨沙と帰るから
くどい よ … 」
佐藤:「 ん! じゃぁ! 梨沙!
ほんと! 頼んだ ぞ!」
梨沙:「 あいよ!」
咲:「 じゃあみんなまたね!」
真由:「 … 咲! 今日もだね
ごちそうさまでした!」
咲:「 はい! 」
佐藤:「 だな!
" ひとりで! ”
大変だったな!
ご 馳 走 様!」
咲:「 うん!」
梨沙:「 おなか 一杯になったよ!」
咲:「 あら! 梨沙が? めずらし!」
梨沙:『 ほら! パンパ---ン! 』
佐々木:「 ほんとおまえ
子供体形だな
ウエスト?どこだ?
ぅぅ! ないし?」
梨沙:『 セクハラおやじ!』
佐々木:『 ん! あ? だ!』
梨沙:「 酔っ払い こわっ!」
茉由:「 じゃ! 梨沙?
ほら 帰ろ!」
佐々木:「 なんだ?
茉由が梨沙を?
ほんと に? 送る か?」
茉由:「 … そうよ!
私 飲んでないし!
ちゃんとしてるもん!」
… パチクリ
咲:「 へぇ-----」
… じぃ---
佐々木:「 へぇ-----」
… ニヤニヤ
佐藤:「 へぇ-----」
… 呆れ
梨沙:「 へぇへぇ!」
… プㇼプㇼ
茉由:「 なっ!にぃ!」
… ハハハハハ
… ガハハハッ
… ククㇰく
… ひひひッ♪
…「・・・・」…
… ぶすぅ~ …
… この日 …
佐藤は結局
会社を辞めたほんとのところは
謂わなくて …
… だから皆も それには触れず …
だから皆が佐藤のタメに集まった
という 事実 だけは! その思いが!
佐藤にちゃんと伝わったこの日 …
佐藤は …
これはそれ で …
満足で 報われてた …
けど …
だからこの日も!
佐々木は! みんなに言えない!
腹の中が落ち着かずに …
こんな場をつくって!
飲んで も! 呑んで も!
この場では自分だけ知ってる事も
吐き出せずに!
呑み込むばかりで!
だから! 佐々木は!
酒の力に頼って?
酔っぱらっても?
忘れる事もできずに!
修繕部には梨沙も!
自宅で仕事を続ける
建築士の咲も!
営業の自分の下には茉由も!
あの会社にはまだ居るのに?
その frank の
悪い方の も 出たまま!
その 自分の 思いのまま!
そのまま一人だけで突っ走り …
だから佐々木は …
何を自分で完結したのか?
そういえば この件もともと
最初に気づいた …
亜弥にも 佐々木は
ここまで何も言わずに!
だからそのまま …
高井にこの …
… 会社の 信用 の …
あってはならないその危機を!
そのままぶつける様に?
だから!
そっちに向けた行動をとる?
だけど …
これはすでに …
―
…pururururu♪
「 … ぁ! 今 平気です?…
少し前から …
ですからあの後にですね …
うちが … SNSで
叩かれてるかも
しれません … 」
『 … ん?』
「 … は い ですけどまだ …
うちだけが と 判明
できていないのですが …
あまり放置もなので …
ですからこの件で
謂われてる可能性の
ある現地に 動けそうな
修繕部の 課長 …
梨沙さんへ連絡し … 」
『 … ん 』
「 … 梨沙さんからは
全体を把握するタメに
営業部と情報
共有するとの事を
聞いています … 」
『 … あぁ 』
「 … なので これに …
修繕部はアフターメンテで
調査に入るとの連絡があり …
ですから営業は …
その事も聞いているはず
なのですが …
営業の方からはまだ …
そのつぶやきに対する
防止策 …
講じた との連絡 は …
私の方へはありません … 」
『 … ぁあ?
… 知ってるのに
営業からは まだだと?
ん? … 営業が?…
… 謂ってこないのは …
佐々木 か …
なら … それは いい …
こっちで確認させる …
ぁあ … そこまででいいぞ
後はこっちでやらせる … 』
「 … はい 」
…pi
―
… 亜弥はビジネスライクに
仕事の話は都度 高井にもしている …
そんな " つぶやき ” は …
亜弥は断言しなかったけれど
知ってる! 人から 視れば
確かに …
あのとき …
高井が追い出した!
前社長の 娘が 起こした事で …
だったら? こんな?
あっちも こっちも そんな なら …
… 高井は? 亜弥同様
ビジネスライクに
感情も出さずにそれ …
聴いてたけど …
そんな 何人 も の?
モノたちから 恨まれてる事 …
何とも? 思わない? の か …
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