★すっげ!!

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★すっげ!!

 高校卒業と同時に家を出たとは聞いていたのに、一度も呼んではくれなかった先輩のアパート。 「……えー……」  玄関で靴も脱げずに反応に困っていると、先輩はくすくすと笑った。 「いーよ!ヤり部屋って言っても!」  言いながら掛け布団を退かしてバサッと大きなシーツを広げるのをただ見つめる。  ワンルームのほとんどを埋め尽くすソファーベッド。  そこにシーツを重ね終えると、先輩は徐ろに上を脱いだ。 「タク、どうする?」 「はいぃ⁉」  展開が早過ぎて全然ついていけない。 「ヤるなら準備しなきゃだろ?」 「ん?何の?」 「……こーこ!」  まだ玄関で突っ立っている俺の目の前に来ると、先輩は抱き着いてきて俺の尻をわし掴んだ。 「ひぃっ!!」  グリッとその孔に指を押し付けられて思わず声がすっ飛ぶ。 「こんなトコ使うなんて無理だろ?やっぱりやめとくか?」  試すようなその言い方に、俺は先輩を引き剥がしてじっと見下ろした。 「やめませんよ」 「へぇ……なら、タクは初めてで無理だろうし、今日は俺が準備してやるよ。結構酒飲んでるから勃たないかもだし。俺がリバでよかったな〜」  軽く笑うと先輩は俺から離れて靴下も脱いでからペタペタと歩いて行く。 「ヤるならベッド(そこ)で座ってろ。無理なら俺がシャワーして準備してるうちに帰れ」 「だから!」 「ケツに挿れるんだぞ?女と一緒にすんな。逃げるなら今だって」  どうしてそこまで?  そんなこと聞かせてもくれずに、先輩はドアの向こうへ消えた。
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