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★溶けた末に
「なんちゅー格好……」
「くっそ恥ずかしいんですから早く!!」
ちょっと笑った先輩が覆いかぶさってくるのを感じて顔を背ける。
「恋人になりたいから?ヤりたいから?」
だが、先輩は俺の顎を掴んで顔を近づけてきた。
間近に見える大きくて黒い瞳。
ニヤリと笑って先輩は指を俺の首筋からゆっくりと下げていく。
「せ、先輩は!!」
「ん?」
「さっき……んっ、はぁ……妬いた?」
「は?」
やたら過敏になってしまうのを何とか堪えて聞くと、先輩はピタリと指を止めた。
「俺と……恋人になりたいですか?ただ、ヤりたいだけですか?」
「お前……もっと恥ずかしいって泣かせてやろうか?」
ピクッと眉を上げた先輩を見つめる。
「……ドS過ぎません?」
「お前もSだろ?それを屈服させてめちゃくちゃに啼かせるって……クるじゃん?」
「くっそ……」
悪態をつこうとした俺の口は先輩の口で塞がれた。
啄まれて、舌を挿し込まれて、言葉なんて発する思考も薄れる。
伸びた舌から銀糸を繋げたままゆっくり離れていく先輩はその糸が切れるとふわりと笑った。
「だから、めちゃくちゃ啼けよ?」
ドキッとした瞬間に先輩の腹に飛んでいた俺の白濁を指で掬った先輩。
俺の後孔に撫でつけて唾液も垂らすと指を増やして俺の中に埋め込んできた。
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