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ご!!
「それじゃあ朝の挨拶しまぁ~す」
うちの担任は私に似ている。
本当に!!
(キャラ被るからやめて欲しいんだけど!?)
只今絶賛プランAを実行中でして((始めてから7分ていうのは気にしないで♡
それの真の目的は『彼氏を作る』のと『ぶりっ子神』と思わせる事なんですよね。
先生がぶりっ子なのは一歩譲って許す。
だけど『ぶりっ子神』と思わせるようなことがあったら流石に生徒でも怒るよ♡
私が皆を『ぶりっ子最高!!』って思わせるんだから。
要するに、先生のぶりっ子邪魔ってことね。
ーーー
「ねぇねぇ福地君」
トントン
「ん?なんですか?」
今は朝のホームルーム中。あのぶりっ子先生が話している。
「みるくちょっと校舎どこがどこかわかんなくなっちゃって・・・案内してくれるかなぁ?」
「・・・あ、あのどこか頭を打たれました? 校舎わかんなくなるなんてありえないでしょ」
くっそー 言葉は辛いけど(正論パンチ)、顔はさっき見た通りイケメンだぜぇ。
ここはしょうがない。難易度アップの技、使うしかないな。
「旺恭君なら教えてくれると思ったんだけど・・・ざぁんねん、他をあたろっかな」
「っ!」
ふふふ。今回は新たに二つの技を使ったからな。これは惚れるだろ。
一つ目の技!『カタタタキ』!!
相手の方にちょっと行き肩を叩くという名前とそのままの技!ポイントは手のひら全体で肩を叩くのではなく、手の指の方をよく使って行う!!
ちょっと緊張するけど慣れれば簡単に出来るよ♡
二つ目の技!『ナマエヨビ』!!
名字ではなく名前で呼ぶ!いつも名字で呼んでる人が急に名前で呼ばれるとキュンってくるでしょ!?ポイントはサラッと言うとよりキュンってなるよ!!
これは中級者向け♡
・・・あれ、もう私技解説したんですけど。反応してます福地君?
「福地くぅん?」
「・・・・・・本当に頭打ちましたねこりゃ」
「・・・・・・・・・」
え?? それで会話は終了? 案内してくれるかくれないか言えや!!!
「あははぁー 昼ご飯の時にもう一回聞くねぇ~」
昼に持ち越した私に感謝しろ!!
ーーー
「福地くぅ~ん。昼ご飯、食べよ?」
「え、いや、その・・・」
「朝の結果聞かせてもらうからぁ♡」
最近スキンシップが激しいとクラスで話題になっている清水と福地。
それに一人、イライラしている女がいた。
ーーー
「なんであんなぶりっ子が・・・・・・!」
あの旺恭に近づいてるのよ!?
「佐藤さん、落ち着いて」
「落ち着けるわけないでしょ、あんたバカなの?」
「好きな人がぶりっ子に喰われそうなのよ?」
「喰われるって・・・www」
私は昔から旺恭のいろんなところを知っている。
昔から家が近所で保育園から一緒だからだ、記憶によると。
・・・だけど私も知らないことがあった。
「好きな人のタイプ」
それだけがわからない。確かゲームのシナリオでは年上が好みだったのでは・・・?
「あとあのぶりっ子・・・」
いや、まさかね。
でも何か面影がある。
「取り敢えず、私ももっと頑張らないと」
いろんな方法を使っても、推しの傍にいてやるんだから・・・!!
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