なな!!

1/1

32人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ

なな!!

 どうにか会長に手当させる誘惑をし見事成功した清水みるくですっ♡              ーーー    今は保健室へ移動中。 まぁ保健室といえば学校での恋愛スポット第六位だよね(一位は屋上♡)! でもその条件として先生がいないことがカギなんだけど・・・ もしかしてわざと転んじゃってベッドにーー! キャーッ 恥ずかしい!! (とにかくそういう場面を作るのが目標!!)  「・・・おい。保健室の扉、閉まってるぞ」 保健室での妄想をしてたらあっという間に着いていた・・・って (いや運悪すぎだろ) 「えーっ!! どうしよぉう、早く手当しないとぉ」 手で顔を押さえる。 痛いアピして心配させる! どうだ、ちょっとは心配してきただろ? ということで接近チャンス来い。 パシッ ・・・ん? イケメン生徒会長にけど!?これはさっきの作戦が 「手で押さえるのはやめろ。が入るだろうが」 あ、確かに。でも握れたのはラッキー♡ 「先輩の手、温かいですねぇ」 優しさが感じられる。もしかしてツンデレなのかな? 「っ...すまん」 「離さないでくださぁい。そのままが、いいです」 カァーッ//  先輩に効果音付けるならこんな感じ。 「耳が真っ赤ですよぉ・・・♡」 「うるさい」 ねぇ、この人本当に女性恐怖症ですか?((              ーーー それから何分待っても保健室の先生は来ない。 「職員室の人に聞けば」 「ダメだ。鍵は先生しか持ってない」 はぁ!! 転生前の学校は普通に言えばありましたけど!? 先生に「貸してくださぁい」って言ったら変な目で見られたけど。 もう夕方(ちなみに今日は昼休みまでの時程です)。 運動部の声が聞こえる。 「ちょ、先輩。みるく寝不足でぇ・・・」 (ヤバい。眠い) 昨日スマホいじり過ぎて。ぁ・・・もぅ、無理、だ・・・・・・・              ーーー  「・・・? は?」 コテン (寝てるし) 俺の肩に頭が・・・! 揺さぶっても全然起きない。 ドクンドクン (落ち着け落ち着け) が思い出されそうなのを必死に制御した。              ーーー  そういえばコイツの名前、なんて言うんだっけ。 (ちょっと失礼) 胸ポケットの中にある生徒手帳をこっそり取り出す。 『一年四組十三番 清水 みるく』 「清水・・・?」 聞いたことがある。確か一年の・・・ 『俺、一年の清水 翔太って言います! 生徒会に入るのは初めてなんですけど、皆さんの役に立てるように頑張ります!!』 『会長って女の人苦手なんすか? 実は俺も昔トラウマがあって無理なんすよね・・・』 『そう! 仲間っすよ! 俺同じ女性恐怖症の人見たの初めてだわ~!』 ああ、同じ生徒会の仲間だった。 『かいちょーう! 実は俺、女性恐怖症完全では無いけど治ったんすよ! 実はに治してもらって・・・』 『みるくは俺が女の人苦手っていうの最初から知ってたそうで・・・俺って嘘下手だったのかなーw?』 『みるくっていうのはっす!俺も一緒に考えたんだ~』 今では二年生。清水みるくの兄は生徒会を辞めてしまった。 (翔太もやっぱりコイツのお陰で・・・!) みるくのお陰で、女性恐怖症が治った。 「俺も変わりたい」 俺はなぜかなら平気なんだ。 「清水みるく、俺とに女性恐怖症を治してくれないか・・・?」 「は、もうお前治ってるだろ」とみるくが言っていたのは幻聴にしよう。              ーーー  「ごめんなさぁい。ずっと寝ちゃっててぇ・・・」 あれから結構寝た気がするんだけど。 (全然開かねぇじゃねぇかよふざけんな体当たりしてやるぞ) でも体重軽いから無理だ、てへぺろっ☆ 「どっかコンビニで買って手当した方が早いんじゃねぇの」 「いや!! ぜったぁい! 保健室! でぇす」 こっちにはロマンがあんだよ。舐めんな。 「あんた達。保健室の前でいて、どうしたんだい?」 「旧保健室!?」 後ろにいたから振り返ると物凄くな人が立っていた。 暗くて顔がよく見えないが、顔が整ってるのは雰囲気からしてわかる。 後ろからオーラを感じるっていうか。 「もしかしてあなたが、」 「だけど、何か?」 赤い唇がにやりと気味悪く笑っていた。              ーーー 展開急すぎワロタです。by勢い命の作者
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

32人が本棚に入れています
本棚に追加