父は泣いたらしい

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余談になるが、サイコパス自慢というのはサイコパスでもないのにサイコパスのフリをする人の事でなんでそんな自分の利益にならない事をするのかと言うと所謂、承認欲求を満たす為という事らしい。 現代人はとにもかくにも承認欲求が強いとの事で下手すると金銭欲や出世欲より強いかも知れない。 実際承認されればそれが金銭や出世に関わる様になってるから尚更である。 で、普通よりは少ないとされるサイコパスになりきる事で自分は特別だと主張してる訳である。 さまざまな映画や作品の中で描かれるサイコパスの描写によって怖いという印象から最近ではカッコ良いまであり得る気がする、それ故のサイコパス気取りとなるのだが、。 実際のサイコパスはもちろん社会の中で適応する為とはいえその特異体質を活かして多くの人命を救っている人もいるだろうし、逆にサイコパスではないが大勢の人を傷つけ不幸にする輩もいるだろう。 特にヤクザで人情に厚いなんて話はよく聞くけども身内以外にはいくらでも非道が出来るという所もある。 つまりサイコパスであろうとなかろうとあまり関係ないきもするのだ。 それよりも怖いのは自分でも良い事をしてると思い、周りもあの人は良い人だと思っているが実はとんでもない不幸を振りまいてる場合である。 こういう場合の実害はサイコパスの比ではないだろう。 例えば中国共産党建国の父と謳われている周恩来が農業を活性化させる為に害虫と一緒に雀も駆除させて、生態系が狂い大飢饉を起こしてとんでもない数の死者をだした様に、良かれと思っても結果として最悪になる場合はあるのだ。 この例は実害がわかりやすいので反省もできるが、実害がわかりにくい例もあって、それはもう本当に最悪である。
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