2.紙本づくりは愛おしい

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 同人イベントは「大人の文化祭」。本気のおみせやさんごっこだな~って思うんです。誰からも文句は言われないのだから、私は思う存分、好きなだけこだわりました。  twitterのアイコンやおしながき、販促物(名刺とか)のメインカラーは私がいちばん好きな色「紺碧(06679F)」で統一し、使用フォントは古風な色気のある「はれのそら明朝」のみ。サークル名、本のタイトル、値段がまず目立つようにして、あとは小さく…とか、レイアウト作業も楽しかった。 ↓おしながき、アイコン、名刺(表裏)05f7463b-4688-491d-969b-9471dc3399e5  備品や梱包材(袋とか台紙)も、心から納得のいくものを探して揃えました。オーダー品とか贅沢な資材ってわけじゃないの。どれもネットや近所のお店で買えるものですが、できるだけシンデレラフィットなものとか、見た目もよいものを探しまわりましてね…!  こんなこと、言われなければ誰も気づかないと思うの。でも私がやりたかったの。外袋なんか、無事にお客様の手に渡ってしまえばそこで役目は終わりだし、通販の梱包材も品物を取り出してしまえば忘れ去られちゃう。それでも手に取ったときの開けやすさとか簡潔な美しさに、とことんこだわりたくてですね…  だって、だって、私だけじゃなくて、ほたるさんとか、印刷所さんとか、いろんな人がかかわってくれたものだもん…! もう親バカ全開でやりたい放題、こだわりました。  下の画像は、複数の方におほめいただいた、通販時に特典ポストカードを挟んだ厚紙。無地マスキングテープの2色づかい(配色ももちろん厳選)と「端っこをちょっと折る」スタイル、こんなところ誰も見てないと思ったけど、気づいてくださってありがとうございます…涙 de4a185f-cdb5-4bb4-b209-92696639a9fe  あとひとつだけいいですか…これも「すてきね」って言ってもらった、特典ポストカードの裏に差しこんだ創作エピソード。文具店で買った紙にホームプリントした簡素なものだけど、レトロな活版印刷風に仕上がって満足~ f4cd69e1-637a-42c9-8302-5a71d41d4f49  こうした準備はどれもこれも、用意した部数が少なかったからこその手のかけかた、だと思います。たくさん印刷される人気作家さん、忙しい作家さんはこんなことに時間をかけていられないですよね…でも私の場合は、どぉしてもこういうことにも好き放題、こだわりたかったんです、、  最後に、作品にいただいた反応やご感想などをすこし記しておきたいと思います(次ページへ!)
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