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雪彦の囁きは、砂糖のように甘い。
されるがままに奥を穿たれ続け、嬌声をあげて快楽を追う。頭の中が真っ白になって何も考えられなくなる感覚は、とても心地が良かった。
「っ、ぃ、ぁ……、も、で、でる……、ゆ、きひこっ!」
秀は雪彦の熱を食い締めたまま身体をしならせると、途方もない絶頂を迎えて白濁を迸らせた。
「っ——」
「っ、あ……」
――幸せすぎてこのまま死ぬのかもしれない。
中で雪彦が弾けたのと同時に、秀の意識は微睡みの中に引きずり込まれていった。
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