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待ち合わせ場所は、夜の学校。
校舎の屋上です。
そこは普段から自分が独りになりたいときに無断で利用していた場所でした。
当時はセキュリティが甘かったので余裕で入れましたよ。
私はジュースやお菓子をコンビニで買って、二人で星を眺めながながら、長く楽しい夜を過ごすつもりで浮かれていました。
心踊らせながら、彼女が来るのを待っていました。
携帯電話なんてない時代ですからね、とにかく待つしかないんです。
そして、少し時間が過ぎたくらいに、屋上につながるドアを開けて現れたのは、まさかの柔道部のゴリラ男でした。
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