命~colors

9/9
前へ
/9ページ
次へ
 ゴリラ男が果て、解放されたとき、  私は気づいたら跳んでいました。  でも、助かっちゃいました。  それからは必死に生きましたよ。  新しい命、新しい自分になるために。必死に働き、お金を貯めました。  何せ男になるためには、お金がかかりますからね。  7年ほどかかりましたけど、こうして無事に屈強な男の身体を手入れました。  男性ホルモンってすごいんですね。    投与のおかげで、筋肉もあの頃とは比べものにならないくらい簡単に付きました。 ええ、もちろん、あいつを同じ目に遇わせてやりましたよ。  知り合いのバーのママに協力してもらって誘いだしました。    念のため睡眠導入剤を酒に混ぜて、意識がないうちに、身体拘束をして。  ビデオカメラも用意しました。    しっかり覚醒させてから、かわいがってやりました。  私とは気づいていませんでしたよ、言うまでは。  男が男にレイプされる恐怖や屈辱をたっぷり味合わせてやることができました。  後悔?  あるわけがないでしょ。  先生ならもっと上手くできたんじゃないですか?  その道のプロだという噂がありますよ。  ビデオテープ、一緒にご覧になりませんか?  ゾクゾクしますよ、今でも。  追伸  女性から男性への性別適合手術はその技法により100万円から300万円ほどかかると言われています。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加