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佐藤さんは俺を心配して関わってくれた。
だけれど、それを面白くないと思った流は、無視から暴力へと行動を移した。
毎日殴られて、下着姿を撮られて晒されて、お金まで盗られる始末。
卒業すれば変わると思った。
だけど、努力して合格した高校の入学式の日。
帰る時に現れた、山並流とその友達達。
連れて行かれた公園で俺はまた、暴力を受ける。
理由は簡単。
佐藤さんも俺と同じ高校を選んだ。
ただ、それだけ。
桜が綺麗に咲く公園で俺の心は折れた。
その日から俺は、人が怖くなり、家から出ることが出来なくなってしまったのだった。
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