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多香子のチャームポイントは何といってもそそっかしいところだ。
そそっかしいというか、慌てんぼうというか、おっちょこちょいというか……でもとにかく憎めない。
鮮烈に記憶に残っているのは、やはり塩卵焼き事件だろう。事件もいっても僕が勝手にそう呼んでるだけだし、そもそもこの事件のことを多香子自身知らないはずだ。
その日、僕は会社の同僚とハイキングをすることになり、多香子がお弁当を作ってくれた。
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