○月○日

1/1
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ

○月○日

○月○日 「お母さん、しばらくトイレにいるしなー。」 と言って、トイレに慌ててかけこんでいった。 しばらくすると、『ジャーッ』と、水が流れる音がしておかあさんが、足取り軽くトイレから出てきた。僕は、急いでトイレに走ってドアを開けた。すると思わず…。 「くっさー!むっちゃくさい!むっちゃくっさい…オエッ、オエーッ。」 あまりのくささに大きな声で言ってしまった…僕の声はお母さんに聞こえていたみたいで、                「えっ?くさかった~?お花のにおいしいひんかった?あれ~、おかしいなぁ~、おかしいなぁ~、ごめんなぁ~。」                 と、再びトイレに来て僕に少し照れ臭そうに謝るお母さん。結局くさいにおいは、オナラかウンチかわからへんかった。僕は思った。 (本当にお花のにおいなんてするんやろうか…?)
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!