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○月○日
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「お母さん、しばらくトイレにいるしなー。」
と言って、トイレに慌ててかけこんでいった。
しばらくすると、『ジャーッ』と、水が流れる音がしておかあさんが、足取り軽くトイレから出てきた。僕は、急いでトイレに走ってドアを開けた。すると思わず…。
「くっさー!むっちゃくさい!むっちゃくっさい…オエッ、オエーッ。」
あまりのくささに大きな声で言ってしまった…僕の声はお母さんに聞こえていたみたいで、
「えっ?くさかった~?お花のにおいしいひんかった?あれ~、おかしいなぁ~、おかしいなぁ~、ごめんなぁ~。」
と、再びトイレに来て僕に少し照れ臭そうに謝るお母さん。結局くさいにおいは、オナラかウンチかわからへんかった。僕は思った。
(本当にお花のにおいなんてするんやろうか…?)
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