プロローグ
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ーーーああ。 悲鳴が静まって来た所にひとり、銀髪を靡かせる5歳ほどの幼く美しい少女が立ち尽くす。 その光を映さない瞳の目の前は、燃え盛る皇城。 もう、嫌だ。 大国の皇城を無表情で容易く火の海にしてみせた幼い少女を、白い光が包む。 もう、全部、全部。 ーーーいらない。 直後、少女はその場にいなかった。
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