プロローグ
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真っ白な雪のような灰が降っている。 赤黒い空と対照的な白い大地は、 僕の毛皮と同じ色だ。 しばらく歩いて、自分がずっと住んでいた村に たどり着く。 降り積もる灰が、山積みなった焦げた死体を 隠している。 あれだけ荒れ狂っていた炎は日が経つにつれて 弱まり、とうの昔に消え失せてしまった。 そんな中を歩いているのはただ一人。 生きてる者は僕一人。 そんな悲しい記憶。 もう遥か遠い昔の思い出。
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