人が変わった

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人が変わった

「すべて、嘘…。」 「そう、お前を殺すために、凪咲はお前に近づいたんだ。」 「そんな……。」 さくらはかなりショックを受けていた。 「でも、真実なんだ。」 「凪がそんなことするはずない!!!」 「嘘をつかなくていいよ、さくら。」 「私は!!凪を信じてる!!!」 「嘘をつかないでいいんだ。もう。」 「嘘じゃない!!!」 「俺に嘘をつけると思っているのか?」 凪を信じたいのに。何で!!何で!! 「もう、もう良いんだよ、さくら、お前ももう、わかってるんだろ?」 「信じたいのに!!信じたいのに!!海夏人の話が辻褄が合いすぎてる、海夏人も凪も信じたいのに、2人のどちらかが嘘をついていることは確かなの!!何でなの!?」 「俺を信じてよ。」 「う、うん。」 「ありがとう。」 「2人で内緒話〜?」(凪咲) 「凪?帰ったんじゃ。」(さくら) 「さくら、ずっと話を聞いてたよ〜。」 「!?」 「バレたなら仕方がないな〜」 「凪?何言ってるの?」 「だから〜バレたから演技はやめるってこと〜、何で分かんないの〜鈍感だな〜あ、天然か〜。」 凪咲は人が変わったようだった。 これこそが嘘咲き姫。 「凪、私に親友だと言ってくれたのも、嘘だったんだね?」 「そうだとも!」 「そんな…。」 「凪咲、お前は本当にさくらを殺せるのか?本当に、すべて嘘だったんだな?」 「そうだと何回言ったらわかるんだ〜?」 海夏人の能力でも、凪咲は嘘をついていなかった。  本当に、凪咲はさくらを殺せるんだ、すべて、今まででのすべてが演技で嘘だったんだ。 「今すぐ、ここで、俺が殺す!!!!」 「やだなぁ〜、今、君と戦ったら私が負けちゃうからな〜、逃げまーす!」 「おい!待て!!!!」 「凪……。なんでなの?」 「じゃあ2人ともバイバーイ!」 その日から凪咲は学校に来なくなった。
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