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もう、面倒くさ
凪咲が学校に来なくなってから1週間がたたった日のことだった。
凪咲は学校に来た。
「おはよ〜、さーな。」
「学校来たんだね、凪。」
「うん!なんかさ〜、さくらにバレた〜って言ったら、何とかしてこいって言われてさ〜、本当に無茶言うよ〜。」
「凪咲、何でいるんだよ。」
「おっはよ〜、海夏人。そんな怖い顔して〜」
「お前、何で学校に来たんだ?」
「組織に前にこと報告したら、追い出されちゃって〜ね。」
「……。」
「だから〜、さーなを殺さないと組織に殺されるって話〜。」
「じゃあ、お前はここにさくらを殺しに来たのか?」
「それがさ〜、なんか、面倒くさくなってきてさ〜、やめたんだ〜。」
「そんなの、誰が信じると思ってるんだ!?」
「君だよ〜、嘘がわかるだろ〜?海夏人。」
「それは!」
「嘘じゃないとわかってるんだよね?海夏人。私は海夏人を信じるよ。」
「ああ、凪咲は嘘をついていない。」
「わかった、信じる。」
「凪咲、お前は演技をしろ、本当のお前に周りが気づかぬように。」
「それはもちろん〜。」
「じゃあ、もう2度とさくらに近づくな。それだけだ。」
「分かったよ〜、じゃあ、もしさーらは殺されかけたら、助けるね〜。」
「俺が殺させない!」
「はいはい、じゃーね。」
「ああ。」
さくらは2人の会話に入ることができなかった。
これで良いのかな…?
「もうすぐ、授業だ、戻ろう。」
その日を境に凪咲はさくらの前に現れなくなった。
それと、体育の時間にしか授業が被らない、海夏人がさくらと同じクラスになった、その後の海夏人の話を聞いていたら、国までもが絡んでいることに気付いた。
国が、子どもに助けを求めると言うことは、国でも対処できないことなのだろう。
しかし、国のトップクラスしか知らないらしい、この能力は…。
私は国の総理大臣に兵士たちに能力を与えてほしいと頭を下げられた、でも、きっちり断った、私の能力は親しい人にしか、能力を与えられるないらしいし…。
私はこの地球、いや、宇宙に存在してはいけない存在だったんだ…。
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