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中には…現金だ！
紙幣が所狭しと詰められている。帯が着いたままの物や使い古してくたびれた物まで状態は様々だか総額はいくらあるのだろう？ベッドの上に並べて数えてみる、その額はあろうことか6千万円あった。中途半端という感想よりオレの頭の中では、昔見た映画オーメンのダミアンを連呼する歌が鳴り響いて、全身に鳥肌が立っていた！
極度の緊張と恐怖感で放心状態のまま、朝を迎えていた。
とりあえずシャワーを浴び、珈琲を飲みながら平静を取り戻し、こんなもの１年間も何処に隠しておこうか？誰かに打ち明けて安全な場所に保管してもらうべきか考えたが、そもそもこんな話、誰が信じてくれるだろうか…
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