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ケーキバースとは
この世には「ケーキ」と呼ばれる人間、「フォーク」と呼ばれる人間、加えて「Normal」の人間の3種で確立されている。
この世界の大半は「Normal」の人間が占めている為、「ケーキ」と「フォーク」は極めて少ない。
『フォーク』
「ケーキ」を美味しいと感じてしまう人間のこと。
また、彼らの殆どが後天性で何らかの理由で味覚を失い、「ケーキ」のことだけ甘く美味しいと感じる。その味は抗いきれないほど、美味なため頭からつま先まで食べ尽くしたい欲望に駆られる。
一般的に平凡な人間である「ケーキ」を捕食する猟奇的殺人事件を起こしてしまうことがあるため、世間では犯罪者予備軍として扱われてしまっている。
『ケーキ』
先天的に生まれる美味しい人間。
「フォーク」にとっては極上のスイーツのように甘露な存在であり、彼らの血肉…涙・唾液・血液・皮膚全てが対象となる。
涙・唾液・血液はシロップのように甘いらしい。
「ケーキ」は自分自身が「ケーキ」と気づくことは出来ない為、「フォーク」に出逢うまで当人も周囲も知らない。個体ごとにそれぞれ違う味を持ち、「フォーク」によれば...「チョコ・キャラメル・生クリームのように味が違う」らしい。
『Normal』
ただの人間。「ケーキ」と「フォーク」以外のその他。世界を構成しているのは圧倒的な「その他」である。
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