プロローグ

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天才若手建築家の東城大雅。 35歳以下の若手建築家の登竜門ともいえる建築の展覧会に最年少25歳で出展し、グランプリを獲得。 それを契機にデザイナー建築の設計依頼が国内だけでなく世界各国から舞い込み、人気建築家となった。 「莉乃、和モダンな空間をイメージして、照明、ソファやテーブル、デザインしてくれる?」 「はい」 性欲が満たされた大雅は、頭が冴え、仕事モードになり、私に仕事の指示を出す。 ショーツを履き、乱れたシャツワンピースを整えてから、私も与えられた仕事机につき、大雅が設計した部屋の3D立体映像をMacの画面に映し、それを見ながら液タブでiPadにソファーなどのインテリアデザインをスケッチする。 実家は高級家具を製造しているメーカーで、デザイナーとして私は働いていて、大雅の家に住み込みで性奉仕有りの家政婦をする見返りに、実家に仕事を委託して貰っている。 「莉乃、コーヒー」 頭脳を駆使する仕事だから、コーヒーにはケーキをつける。 緑茶の時は和菓子。 1日3回おやつタイムがあるから、Uberもしくは食材の買い出しの時に購入してる。 「莉乃、そろそろ、したい」 性奉仕は1日6回以上。 クライアントとの接待や建築現場の視察で家を空ける時も、秘書として私を側に置き、ホテルに連れ込むかして発散。 できなかった日は、業務終了後に朝までコースで抱き潰される。 実家家業を守るために、私は性奉仕付きの家政婦として、彼に尽くしていた。
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