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「決まりだな。四季には話しておくとして、他に声はかけるか?」
「陸は学校だからなしとして、かなちゃんもそうよね。健ちゃんはどうかしら」
「カナンはやめておくか。あいつは簡単に学校を休むからな」
「でも、話しておかないとあとで面倒になりそうですけど……」
「じゃあ、哲夫さんは健ちゃんに、莉亜ちゃんはかなちゃんに、私は陸にそれぞれ声をかけましょう。来るのかどうか、欲しいものはあるか聞いてみましょう」
「そうだな。それでいこう」
「わかりました。ありがとうございます」
このあたり、やっぱり大人チームといるとすんなり話が進むなぁ。
私もいつかこっちチームの一員になれるんだろうか。
そんなことを考えていたら、静子さんは夕飯の支度に取りかかり、倉じいはお風呂の準備に向かってそれぞれ動き始めた。
私は少し迷ったけど、自分の部屋に戻ることにした。一人でもう一度父の日について考えることにしよう。
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