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理事長室に行くと、QUEはお外と言われたので出るふりをしてコッソリと棚と壁の隙間に隠れたあと、観葉植物側のが広いので、そっちに移動して体育座り。
「こんな子供の喧嘩で毎日呼ばれていても困りますわ」
「そうですわ理事長。うちの子達は男の子ですから少しくらいのイタズラは仕方ないと思いますの」
「その子にも問題があるんじゃないのかしら」
言いたいことを言うババ……男の子のお母しゃんを後ろから蹴飛ばしたいのを我慢して聞いていると、「確かに子供同士の喧嘩はよくあることです。何も喧嘩をしたからダメだとか言ってはいません。しかし、給食でも人のものを取り怪我をさせるのは間違ってますし、授業参観という沢山の親御さんの来ているところで分からないようにつねったり叩いたりしているのは、良くしているから目立たなく出来たのでは?こちらの調べでは一年生の頃も何人もの女の子が同じような怪我などをしていて、問題にこそなりはしなかったものの、隣の外科への通院人数が五人。そのうちの同じ女の子は一年通っています」
おお、なんかわからんが海軍調べるの早い!
だから爺たんがお使いと言ってたのかにゃ?
「確かに昨年も怪我をした子はいますわ。でもそれがうちの子のせいという証拠はありませんのよ?」
よーく見ると狼歩しゃんがポッケをゴソゴソし始め、何かを取り出そうとしている。
まさかここでナイフ?
武器はダメじゃぁぁぁ!
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