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「なんじゃ?」
「去年はQUEがいじわるされまちた。でもなんで大人しい束砂しゃんがいじめられるでちゅか?」
「それはなぁ、束砂ちゃんが大人しいからじゃ。毎年どのクラスでも揉め事はあるが、特に低学年はまだまだ考えも子供で、欲しいものは欲しいと我慢もできん。今回は束砂ちゃんならば大人しく言うことを聞くと思っていたのじゃろうが、ちゃんと嫌なことは嫌だと言えて儂は嬉しいぞ?」と束砂しゃんをなでなで。
「それと、給食もちゃんと授業なのじゃ。みんなで同じものを食べ大きくなることも大事じゃが、余ったデザートをみんなでどう分けるか考えたり、譲ったり勉強する場なのじゃよ」
「QUEはどーしたらいいでちゅか?やめてってドンをしないと勝てまちぇん」
「まずは辞めるように声をかけるのじゃ。よいか?QUE達は海賊じゃ。クラスの子たちには内緒にしておるし、いくら中立地帯でも海賊の子供はほぼおらん。バレでもしたら勉強ができなくなる」
「バレてもいいのに」とボソッというと、「お船での教育は限界がありますからねぇ」と明日からの学校ももちろんあると言われるが、それを止めたのはジョンしゃん。
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