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「もうひとつは言色の覇気という」
「言葉ですか?」
「あ、わかりまちた!かゆた大会の時に、束砂しゃんが大きな声を出す前、QUEは聞こえてまちた。痛いって。みんな気づいてないち、離れてたからホントなら聞こえるはずないでちゅよ」
「それ!」
「私たちも聞こえなかったわ」
「私もです。大きな声を出した時に気付いたくらいで」
「離れてても聞こえてたなら見聞と言色の覇気を自然に使ってるんだろう。海王類の時は武装色。元帥に聞いたがお宝発見の匂いを嗅ぎつけるのは見聞。覇王色は他のものに影響を与えることも、魚1匹に与えることも出来る覇気だ」
「ワチは、言葉のだけでつか?」
「今は……ただ、敏感な分見聞もそのうちできるようになりそうだな」
「おお、ちゅごい!」
「がむばりまつ!」
「ただ、無意識に出ているから訓練はした方がいい。もし、この先頭が痛くなったり、周りの音が聞こえすぎた時には耳栓をするように。言色は無意識のものが多いが、練習するなら小動物としたらいい。強く来いと言えば、うさぎとか猫位なら簡単に来るだろ」
「可哀想だから出来ませぬ。おいでって言ってもうさちゃんしか来ませぬよ」
「QUEもー。学校のうさちゃんは慣れっこだから来てくれまちゅ」
それなら船から降りて、夕方まで浜辺の近くの動物で試そうと言うので、みんなで降りて動物探し。
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