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「あ、鳥しゃんだ!鳥しゃん来いー!」
バサバサっと逃げられ、他にも動物しゃんと探していると、見たことの無い猿。
「ジョンしゃん、あそこに猿しゃん」
「あれは浜辺付近にいるネズミ猿だな。大人しいし、浜辺周りは大抵果物の木があるから取りに来たんだろう。まだ子供だから安全だ」
「ワチ、がむばりまつ!猿さん、こっち来て遊びませう」と手を出すが、お猿さんは果物の方へ。
「お猿さん!ワチと遊んで欲しいでつ!」
「キキッ!」とこちらを見てゆっくりと木から降りて二足歩行で束さしゃんの前まで来てお座り。
「ちゅごい」
「そんなにきつく言ってないのに」
「抱っこしてもいいでしょか?噛みませぬか?」
「キィー」
抱っこをしたら、ちょこちょこっと肩まで移動したり、足にしがみついたりしてかなり懐いているように見える。
「遊んで欲しいと言った言葉だろうな」
「QUEもお友達……いないでちゅかー?」
「きっ、きっ!」と指を差した方を見るとほかのお猿しゃん!
「よーし、今度こそお友達になるじょー!」
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