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恋は脆く危うく砕け散る/NEU
君をずっと見ている
楽しそうに笑う声も聞こえる
でも触れることはできない
まるで、
私たちの間にガラスの壁が
あるかのように―――
君をずっと見ている
楽しそうに笑う声も聞こえる
でも触れることはできない
私たちは絶対に巡り会うことができない
もし私が強く望んだとしても
このガラスの壁は絶対に壊すことができない
何故なら、私のハートが砕け散ったときに、
やっとこのガラスの壁が砕け散るからだ
ガラスを砕いて私達の心が触れあうのは
囚われた私を君が解き放ってくれたとき
私の心は陶器
地面に落ちればすぐに砕ける
私に手に入らないものはない
地位 名誉 財産
でもひとつ手に入らないものがある
それは、私が心からほしいもの
私が丈夫なのはよく知っている
でも、君も知るようにただ存在するだけ
君にとってはなんの魅力もないただの“物体”
触れられない手のように
君に私の思いをあげたい
君にとっては何でもない“物体”だとしても
私は君を見ていることしかできない
まるで、ガラスの壁があるかのように
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