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「でも、お姉ちゃん。この前給料を払えないから尾上君辞めていったんだよ。
人を雇うできるかな?」
と、心配そうに裕美が言う。
「今度の給料の体系を報酬性に変えるのよ。」
「報酬性?」と、怪訝な表情で裕美は聞いた。
「だから、仕事の成功に対して報酬として出すのよ。最低の補償はして、後は成功報酬。その様に変えるのよ。」
と、弾んだ声で直美が言う。
「でも、そんな条件で人が此処に来るかな?」
と、疑いながら裕美は言う。
「やってみないと、判らないは! 思い立ったが吉日 と言うでしょう。早速チラシを作ってみるね。」
と、直美は嬉しそうに、チラシを作り出した。
チラシと言っても簡単な物で、
「貴方も探偵になりませんか?先着一名様募集」
と書いただけのものであった。
後は住所と電話番号。
これを、電信柱に何枚か貼り付けただけであったのだが、 それを見かけた、杉田公一がリサーチイイジマに入社する事となるのだが、これは「三つ子の魂百までも」と「(続)三つ子の魂百までも」
の小説に書きました。
此処からは、新しいお話の始まり始まり。
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