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でも、裕美は絶対になったらダメよ。キャバクラで働くのは、私一人でいいからね。」 「でも、お姉さん!お姉さんって、男の人とお付き合いした事あるの?私、見た事ないんですけど。お姉さんそんな所で働ける? やらしい事されるよ!大丈夫?」 「大丈夫よ。私は上手くするから、心配しないで。ね、大丈夫だから、昨日叔父さんにも、この事は言っておいたのよ。」 「えっ、叔父さんに言ったの?叔父さんなんて言っていた?」 「反対されたけど、説得したの。探偵事務所を維持する為には、仕方ないのよ。 話あって解ってもらったわ。 尾上君の事だけど、仕方無いと思う。 あれ以上迷惑も掛けられないし、残念だけど 辞めてもらおう。仕方無いよ。」 と、直美は心残りがある様に最後は力無く言った。 「それで、いつからキャバクラで働くの? どこにあるの、その店は?」 「お店の名前はローズって言うの。 場所は、ここの近くよ。一昨日見学したけど、立派なお店よ。リサーチもしたし、叔父さんも『あそこなら、いいだろう』って言っていた。 もう、契約したの。明日から働くわ。」 「そうなの。明日からなの。・・・・」
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