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感謝
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俺と零無は、麗奈(俺の可愛い妹)のご飯を待つために、俺の部屋でゲームをしていた。
時々飲み物を取りに行ったり、少しづつ休憩をしながら、二人で対戦や、シューティングゲームをする。
俺が今までやってみたかった事が零無と出会ってからできている。
ま、まあ家に来るのが女の子になるのは予想外だったが。
でも、零無のおかげで退屈で仕方ない日常が少しマシになった気がする。
めっちゃ可愛くて美人女の子がそばにいるのに、手を出さないなんて
男じゃねえ!男なら手を出せよ!
と心の中のライトノベルがなんか言っている。無視しよう。
また、ライトノベルが俺なら絶対に手を出すぞ!となんかうなずいてる。
(見えないけど多分)いや、付き合ってもない人に手を出すなよ…。
俺は妹一筋だからな!彼氏とかできたら泣いちゃう!
そういえば、妹は学校に楽しく通ってるようだったな。良かった。
俺も’’あれ’’がなければ妹と同じように楽しい学校生活を
送れていたかもしれない。
まあ、今更考えても仕方ないのだが。
今の生活は好きだし別に文句もない。
強いて言うなら他の人に助けを求めにくいというところだけが文句のいいどころかもしれない。だがそれほど気にしていない。
いつも一緒に夕食を食べる妹に「今日の学校どうだったの、友達できた?」
と聞かれるのを少しごまかして、「ああ、楽しかったよ。友達もそれほど多くないが出来たよ。」と答えていた。
「良かった、心配してたから。おにぃが私のせいでぼっちになってるんじゃないかって。」少ししゅんとしょげた可愛らしい表情をみせる妹。
とても可愛い。可愛いのは確かなので、その話は置いておく。
長々と話してしまったが、零無が来て数時間だけではあるが、とても俺の環境が変わった気がする。まだ面と向かって言うのは恥ずかしいから、心のなかで感謝を伝える。
「ありがとう零無。」
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