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お宝探しは捗るもの
俺は零無を一日だけ泊めるために、自分の家へ帰宅した
「ただいま。」「お邪魔しまーす」
何も声は返ってこない。2人は、仕事か学校だろうか。俺は母と妹の3人で暮らしている。父は仕事で気軽に行けないところに単身赴任している最中だ。そして、俺の家はそれほど大きくない普通の一軒家。しかし、母はあまり家に居ない。両親達は共働きで、いつも仕事で泊まりになることが多いため実質妹と俺で住んでいる。料理は妹は並の人程度に出来るが、俺はからっきしだ。
その代わり俺はその他の家事全般をしている。
俺は廊下を進み、階段を上り、空き部屋に少し入ったところで零無に伝えた。「とりあえず、ここがお前が寝る部屋だ。」「部屋に着いたから、俺は一度来客用の布団を用意するために降りるから、お前は部屋の外に出るなとは言わないが、はしゃぐなよ。」「はーい。ところで、佐々木君の部屋はどこ!?」
好奇心の塊の目で言ってきた。
「え、お前の部屋の右隣だが。」「了解ー!佐々木君の部屋は入っていいー?」「何をするか知らんが構わん。」俺はそれほど重要視をしなかった。
俺は布団を取りに部屋から出た。
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