第一話

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「あら、蕨さん良い球投げるわねぇ」  キャッチボールをしながらスタッフの青島さんが話しかけてくれた。 「あ、ありがとうございます」  青島さんのキャッチボールはこなれている。 「私、中学時代ソフトボール部だったの。控えだったけどね」  青島さんは苦笑していた。  周りの生徒は皆、年齢はばらばらだけど、キャッチボールは慣れた様子。 (皆、こなれてるなぁ……)  草野球チームに期待感を持ってしまう。
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