第二話

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ーー週明け、五月第三週目の月曜日。  私は中間テストを受けに在籍中学に向かっていた。  ラインではナギサと励まし合っていた。  テストは教室で受けず、別室を用意してもらって、一人で行う。  それでも中学に行くと変な汗をかくし、やっぱり心のダメージは今もある。  テストを終えたらさっさと帰ろうと決めた。    重い足取りで中学を後にしていた。 (すっごく疲れた……)  一日目でこの疲労感は半端なかった。  午後は青空に向かった。  同じく疲れた表情のナギサが勉強していた。
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