第三話

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「やります!」  僕は声を上げていた。  周りの生徒もぱらぱらと集まってくる。  蕨さんや天笠さんの姿もあった。荒波君も居る。  簡単なくじ引きで組み合わせを決めた。  僕の最初の相手は天笠さんだ。 「よろしく!」  天笠さんが元気よく言った。  テンションに負けて頷くだけになってしまった。  1回戦、第2試合に僕達の番がやってくる。  ワンマッチ制度。一回負けたら終わりだ。  卓球は11点先取。  第1試合が終わり、順番が回ってくる。  ちょっと緊張する……。  そんな中でジャンケンしてサーブ権を得た。
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