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緩い時間が流れている。
一日目にして居心地の良さを感じていた。
ナギサと知り合えたのも良かった。
彼女になら、中二の時の事を聞いてもらってもいいかも。
意を決して口を開いた……。
「キモー、大人として恥ずかしくないのかなぁ。私なら殴ってるね」
ナギサは真剣な顔で宙にパンチをする。
両親には話してはいたが、同年代の子には話していなかった。
(聞いてもらえて良かった……)
心が少し軽くなる。
黒野さんから今週の土曜日の朝、ハイロウズの試合がある事を告げられた。
「蕨さんも参加してね」と言ってくれた。
週末に楽しみができて、自宅に帰る事ができた。
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